4月14日 防衛省交渉報告(その2)〜軟弱地盤であることを米国は承知しているか



防衛省交渉のもう一つの重点は、
設計変更が軟弱地盤を改良するものであることを「米国は承知しているか。了解しているか」
を明らかにさせることでした。




昨年9月に米国連邦議会軍事委員会32人に
「辺野古基地建設中止と普天間飛行場の閉鎖を求める書簡」を送ったことは
10月22日のブログで報告しました。

そして、昨年11月交渉では
「5.辺野古新基地建設予定地の軟弱地盤の存在について
@ いつ、国防総省に情報提供をしたのですか。
A 設計変更申請について国防総省の見解を明らかにしてください。」
と追及しました。
具体的な内容はこちらを参照してください。

防衛省は「書簡については報道で承知している」
「米側との外交上の個々のやり取りは答えられない」と逃げに終始しました。

私たちが送った9月書簡を読んだリード上院軍事委員会委員長が
「(軟弱地盤などの問題を詳述した)書簡に目を通して、現状の理解を努めたい」(沖縄タイムス10月20日)とインタビューで答えていることから、
軟弱地盤の改良のための設計変更であることが正確に伝わっていないことが明らかになってきました。

今回の追及で防衛省は「設計変更が軟弱地盤の為であることを米側に伝えている」と回答しましたが、
「米側は承知しているか。了解しているか」については答えませんでした。


また、生物多様性豊かな大浦湾の環境保全の為に、
米側は防衛省に「工事音を低減するバブルカーテンの使用や、土砂や泥の流出を少なくするシルトカーテン使用」提案していましたが、防衛省は実行してはいません。
防衛省はこのことについて「個々には答えられない」と答弁できませんでした。

 上記2点について再質問で追及します。

P.S. 5月18日再質問に対する再回答が届きました。
   再回答の内容に関しては、SDCCブログ「ジュゴン掲示板」の「防衛省、環境省からの無責任な回答」をご覧ください。


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