8月11日、京都で開催されたアキノ隊員のお話し会に、SDCCとして協賛し、ブース参加してきました。
アキノ隊員は昆虫、とくに鱗翅類の研究者。沖縄、ヤンバルのフィールドワークを続けるうちに、北部演習場とそこでのオスプレイはじめとする訓練によって生態系がいかに破壊されているかを痛感。基地、演習と生物の関係について調査をすすめ、生態系保全の立場から、基地反対の発言を続けてこられました。
ノグチゲラが営巣する森の上を超低空で飛ぶCH53。この機体(NO.4)が、数日後に高江の牧草地に墜落したのです。
沖縄防衛局は、返還地における支障の除去は完了した、との立場。しかし返還地のなかでは米軍の訓練に使われた様々なものが、そのまま残されています。不発の弾丸、戦闘食のプラスチックの容器、放棄されたPCBやDDTなど。
巣立ち直前のノグチゲラの雛。親鳥が運んできた虫をくわえています。
通常、一気に飛び立つのですが、巣立ちの前に、巣のある木で虫を探しています。
この森の中にどれだけ、米軍が残した汚染物が残されているかわかりません。しかし汚染物は生き物たちを確実に苦しめています。「支障は無くなった」という、防衛局のうそで、あいまいにさせるわけにはいきません。
アキノ隊員もジュゴン大好き。
埋め立て反対署名や9月の写真展への賛同も集まりました。ありがとうございます。
ヤンバルの森には、今も多くの生き物たちが暮らしています。ヤンバルの森は、この生き物たちのもの。
みんなのちからで、この森を守って行こうとアキノ隊員と心をひとつにしました。
☆じゅごん