2016年活動報告 |
11月5日:IUCN世界自然保護会議報告会
場所:ドーンセンター(大阪)
11月5日、大阪天満橋のドーンセンターで、IUCN世界自然保護会議(ハワイ)の
報告会を開催しました(後援:辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会)。 今回の会議は、稲嶺名護市長、安慶田沖縄県副知事が辺野古基地NO!を 世界に向けてアピール、また日本自然保護協会、SDCCなど日本の環境NGO6団体が 提出した、「島しょ生態系への外来種の侵入経路管理の強化」が決議されるなど 大きな成果を上げました。この成果をどう生かしていくかが今後の課題です。 IUCNとは、161の国々から国家・政府機関217、NGO1066、科学者約16000人が 参加する世界最大の自然保護団体、国連のオブザーバーです。 SDCCは2004年にIUCNメンバーになり、2004年バンコク、2008年バルセロナ、 2012年チェジュ、そして2016年ホノルル会議に参加してきました。 IUCNでは、2000年と2004年に日本のジュゴン,ノグチゲラ,ヤンバルクイナの保全の勧告、 2008年に2010年国連国際生物多様性年におけるジュゴン保護の推進が決議されています。 蜷川事務局長から、会議参加の意義と今後の方針についてお話をしました。 今回のハワイ会議で決議「島嶼生態系への外来種の侵入経路管理の強化」が採択され、 辺野古に関する勧告/決議は4度目となりました。 IUCNにとって外来種問題は、最大のイシューのひとつです。 辺野古の埋め立てでは、本土から大量の土砂(砂2100万?のうち1700万?)を 沖縄島に運び込む計画ですが、土砂に混じっている外来種の侵入を厳しく チェックしなければならないとなると、土砂の搬入はとても難しくなります。 日本政府は、2018年夏の世界遺産委員会で 奄美大島、徳之島、沖縄島北部(ヤンバル)及び西表島の 世界自然遺産推薦リスト登録を目指しています。 2017年のIUCNのヤンバルの森・現地調査(ユネスコの委託事業)に向け、 「ノグチゲラ、ヤンバルクイナを守れ!オスプレイ配備中止」 「外来種侵入経路管理強化のIUCN決議を履行せよ!」の世論を広げましょう。 続いて、スタッフから、ハワイ会議の参加報告をしました。 ポスターセッションと総会について 稲嶺名護市長も参加された記者会見と、ワークショップ じゅごん?キルトとホノルルの市民団体との交流 ブース会場でのSDCCの活躍について 詳しくは、こちらに報告をまとめましたのでごらんください 向井宏さん(海の生き物を守る会代表)から、本土からの土砂搬出を 止めようと活動されている辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の 活動についてお話していただきました。 活動を広げるためのパンフです。 1冊カンパ500円。詳しくはこちらをご覧ください。 辺野古土砂事務局からニュースを送っていただき、参加者に配布しました。 オープニングに、ゆいまーるさんしん隊の時枝さんに演奏していただきました。 いつも会を盛り上げてくださってありがとうございます。 背景は、ハワイ会議の様子を動画で流しています。 がんばって仕上げたじゅごん?キルトを皆さん見てくださいました。 平和と環境をまもりたいという思いをつなげて、辺野古も高江も守りましょう。 皆さん、ありがとうございました ZAN |