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5/30(土)、午前中海岸の調査に同行しました。
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島の北部にある龍郷町手広海岸はサーフィンの名所。
この日も若者たちがサーフィンをする姿が見られました。
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この浜10年ほど前までは、砂におおわれて、岩など見えなかったそうです。
どんどんやせてきたのは、沖合の海砂利採取の影響ではないかとのこと。
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ここのところ、急激に大きくえぐられているので、
一面にコンクリートの護岸をするという話が持ち上がりました。
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コンクリートの護岸で覆われてしまうと、浜は景観も生態系のバランスも
くずれてしまいます。
この海が好きで、ここで遊ばせてもらっているからと
ビーチクリーンをして浜を守ってきたサーファーたち。
その一人プロサーファーの碇山さんは、行政とも手を携えて
奄美の自然を守っていきたいとおっしゃっています。
この日も、この海岸担当の市の地域整備課の方が来られて
話し合いが持たれました。
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続いて更に北側にある用安海岸へ。
ここは、奄美民芸村のばしゃ山村があり、青い海、白い砂が売りの
奄美有数のリゾート地です。
ところがここでも、浜の砂の流出が続いています。
向こうに見える離岸堤、そして海砂利採取が原因のようです。
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ばしゃ山村の社長さんから、お話を聞きました。
ここの砂はサンゴが砕けて出来たから白い砂しかないのに、
離岸堤を作る際に入れた黒い石が目立つようになってきていると。
海砂利採取は、瀬戸内では禁止されているそうです。
沖縄・奄美でも禁止、または効果的な規制が必要なのではないでしょうか。
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