慶應義塾大学教授の大沼あゆみさん。
防潮堤建設を経済の面から検証されました。
宮城県気仙沼市の小泉海岸の防潮堤建設では、建設費が237億円(環境費用を含まず)に対して防潮堤が守る国道や農地等の価値は高く見積もって37億円。
(住民は集団移転で住宅はなくなっているので、守るのは、国道や農地だけ)
もっと必要なところにお金を回したいと思っても、予算項目が違うと、簡単にはいかないそうです。
防潮堤の寿命は60年。今後維持管理費が将来世代に大きくのしかかってきます。
グリーンインフラ(自然を活用したインフラ)を使えば、費用が安く、自然保護にもつながっていきます。