2014年活動報告  

10月25日:闘い続けるアフガン女性と連帯するということ 
場所:国労大阪会館(大阪)


10月25日、大阪・天満の国労大阪会館で開催された「闘い続けるアフガン女性と連帯するということ 〜フェミニズム以上のものを求めて〜」に参加してきました。

まず、RAWAと連帯する会の桐生さんから、8/25〜9/5のパキスタンツアー報告。

今年は治安の悪化で、アフガニスタンには入れなかったのですが、パキスタンにあるRAWA(アフガニスタン女性革命協会)が経営するヘワドスクールに子どもたちのイスを届けに行って来られました。

ヘワドスクールは、アフガンの難民の子どもたちが通う学校(小学校〜高校)です。

経済的に厳しい中、高いレベルの教育をされているそうです。

活気のある街の様子や、ヘワドの校長先生の情熱などがとても良く伝わる報告でした。
  メイン講師は、室蘭工業大学の清末愛砂さん(ジェンダー法学)。

まず、日本社会の現状からアフガン社会を考えるとして、集団的自衛権のお話をされました。

アフガンは、集団的自衛権の名のもと2度にわたって徹底的に破壊されました
(1979年のソ連侵攻、2001年の米・英・仏・独などによる攻撃)。

集団的自衛権を考えるとき、アフガン現代史を振り返ることの重要性を強調していきたい、とおっしゃっていました。
フェミニズム以上のものを求めて、ということについて。

フェミニズムは活動の前提。アフガン社会を根本的に変えるためには、フェミニズムを土台にして、それを超えたところを目指さねばならない。

RAWAは女性だけでなく、すべての人々の開放を目指している。

だからこそ、政治的であろうとする、というお話には、日本の社会変革も同じと、深く納得しました。
パキスタンで購入された、香辛料やポットカバー、アクセサリー等。

この物販収入は、またRAWA支援になります。

大好評で、買いたかった香辛料が売り切れに・・・

またの機会を楽しみに
ジュゴン帽がとてもお似合いの清末さん。

今後、講演会やひょっとして大学の講義で、ジュゴン帽姿の清末さんが見られるかも〜

RAWAは根本的な社会変革を目指し、政治的であろうとする。

人生をかけて闘うRAWAの女性たちに学び、連帯する清末さん、RAWA連の皆さんにとても勇気づけられました。

ZAN