2014年活動報告  

8月17日:カンムリウミスズメと上関の生物多様性
場所:京都大学(京都)


8月17日(日)午後1時〜4時30分、京都大学で「カンムリウミスズメと上関の生物多様性〜奇跡の海を未来の子どもたちへ」が開かれました。


参加者は約200人。署名が34筆集まりました。

ご協力ありがとうございました。
  上関の自然を守る会代表の高島美登里さんから、2014年国際鳥学会に参加する学者の報告を共有するために今回の集会( 昨日は山口で、明日は東京)を持ったと主催者挨拶がありました。
  コーディネーターは京大・加藤真さん。

「基地建設による辺野古の埋め立てや、上関の原発建設などで、自然を破壊するような国では困る」と集会の趣旨を明らかにしました。
報告者は4人。

キム・ネルソンさん(オレゴン州立大学)は「太平洋北部におけるウミスズメ類の生態と保全」、

武石全慈さん(北九州市立自然史・歴史博物館学芸員)は「山口県上関海域におけるカンムリウミスズメの現状」

デル・ウィッツワースさん(カリフォルニア研究所)は「上関・奇跡の海の島におけるカンムリウミスズメの繁殖の可能性」、

渡辺伸一さん(福山大学)は「瀬戸内海唯一の繁殖地である上関町宇和島のオオミズナギドリの繁殖生態」
天然記念物であるカンムリウミスズメの生息地である上関の自然を守ることの重要性を、地道な調査活動をふまえて強調されました。
最後に、コメンテーターの向井宏さん(海の生き物を守る会代表)は「カンムリウミスズメを育てる上関の海の豊かさと多様性」を報告し、戦後の高度経済成長計画の破たんで残った周防灘の豊かさが、いま原発建設でこの豊かな海を破壊することは許せないと訴えました。

 ジュゴンの保護者より