2013年活動報告  

6月19日:出張授業
場所:大阪市立総合医療センター(大阪)


入院している子どもたちが、少しでも笑顔で過ごせるように、と活動されている、あそぼっくるというボランティアグループさんに、声をかけていただき、大阪市立総合医療センターに、ジュゴンのお話をしに行ってきました。
幼児から高校生まで、たくさんの子どもたちが集まってきてくれました。

みんな治療中で、外で遊べないけど、元気いっぱいです。

まず、最初にジュゴンってどんな生きものか、お話ししました。

大きな体で、海にいるけど哺乳類だということ、どうして、人魚のモデルだと言われているのか、クジラよりゾウに近い仲間だということなど、みんな熱心に聞いてくれました。
そして、ジュゴンの棲みかが、基地建設で壊されそうになっていること。

それを止めるために、やっている活動についてのお話し。

米軍基地のことを知っている子もいて、「どうして沖縄には、そんなにたくさん基地があるの?」という質問も出ました。
実物大ジュゴンのバナーに、みんな「こんなに大きいの?」とびっくり。

ジュゴンを身近に感じてくれたようです。

最後に、「沖縄・うみさんぽ」という、辺野古・大浦湾の海の生きものたちの映像を流しました。

難しいお話には、ちょっとついていけなかった小さい子どもたちも、他の子たちも、みんなこの映像は、じーっと見つめていました。

やっぱり、映像の力、生きものたちの存在感はすごいです。

入院している子どもたちは、よく本を読むし、パソコンで検索して調べものもよくしているそうです。

ジュゴンのはなしが、心のどこかにひっかかって、自分たちで、いろいろ調べてくれたらうれしいなと思いました。

最後まで話を聞いてくれた子どもたち、保護者の方、病院のスタッフの方、そしてあそぼっくるさん、ありがとうございました。

ZAN