2011年活動報告  

2月5日:日本を戦争しない国にするために
場所:阿倍野市民学習センター


2月6日、大阪阿倍野市民学習センターで開催されたイベントにブース参加しました。
『日本を戦争しない国にするために
  〜イラク戦争検証委員会設置の実現に向けて
            池住義憲さん講演と映画上映会〜』
第一部は元自衛隊イラク派兵差止訴訟の会代表の池住義憲さんの講演。

まず、この訴訟の経過や内容についてのお話しから。
これは航空自衛隊がイラク戦争時に何を運んでいたのか、の空輸実績。
開示されたのは、ほとんど黒塗りのコピー。
民主党政権になってから開示された資料。
米陸軍×2、米軍属×5 などと記されています。
判決の出た時の様子を再現する池住さん。
この訴訟の判決では、派兵差止などは却下されましたが、自衛隊のイラクでの活動の違憲性、平和的生存権が認められるという画期的なものでした。
イラク戦争は、大量破壊兵器の存在、フセイン政権とアルカイダの関係についての間違った情報をもとに起こされました。
派兵したオランダとイギリスでは、「イラク戦争検証委員会」を設置して公聴会を開き、ブレア元首相など関係者の尋問をしています。
“検証なきところ、過ちの繰り返し!”日本でも検証委員会を設置しましょう。
第2部は映画上映
 『君は なぜ戦争に行った? ―イラク戦争帰還兵の沖縄―』 

ブライアン・キャスラーさんは、IVAW(アメリカ反戦イラク帰還兵の会)のメンバー。
昨年8月の全交に参加し、そのあと沖縄を訪れました。
元海兵隊員のキャスラーさんは、アフガンやイラクに派兵された経験があり、沖縄ではキャンプシュワブで訓練を受けたこともありました。
辺野古の座り込みテントを訪れた後、長島へ。
辺野古の自然の素晴らしさを実感。
そして、基地建設に反対し続ける人たちのことを知りました。
東恩納琢磨さんとキャスラーさん。
かつては、違う立場にいた人たちも、平和のために協力し合うことができます。
アメリカでは、軍隊にはいるとボーナスがもらえ、職や奨学金も手に入るということで、貧困な若者たちが軍隊に入っていて、「貧困の徴兵制」と言われています。
日本でも、奨学金のローンに苦しんだり、正規雇用につけない若者が増えて来ています。貧困と戦争の問題、いのちを大切にすることについて多くのメッセージを発信している映画でした。
SDCCは署名あつめ、グッズ販売させていただきました。
100人以上の参加者がありました。
みなさま、ありがとうございました。