2009年活動報告  

5月23日・24日:国際映像祭
場所:すまい情報センター(23日)
場所:京都アスニー(24日)
(大阪事務所)







5月23日と24日「戦争と貧困をなくす国際映像祭2009」に参加してきました。

5月23日は大阪会場です。
イラクSANA TVのサーレフさんが、SANAテレビの活動とイラクの情勢についてお話しされました。
SDCCはブースをだして、ジュゴングッズの販売やジュゴンの里ツアーの宣伝をしました。
会場で「私も参加したいです」と申しいれてくれた方が1名!!
ウレシー!!
SDCCの映像「ジュゴンを折ってジュゴンをまもろう」は24日の京都会場での上映。

でも大阪でも休憩時間ではありましたが上映していただきました。
招待映像のうちもっとも印象にのこったのは『アーロン・ヒューズが語る〜再びイラクの地を踏んで〜』です。

一度は米軍の兵士としてマシンガンを構え、「イラクの人々の抑圧者」としてイラクの地を踏んだアーロンさん。


彼が再びイラクの地を踏み「許しを請うためではなく、戦争を終わらせるための責任を引き受けるためにここに来ました」とかみしめるようにイラクの人たちの前で話す姿が感動的でした。


また、その彼は「シカゴで母親の手一つで育てられた」「大学へすすむ学費を得る道は軍隊しかなかった」「災害救助など人の役に立つことがしたいと州兵を選んだ」のでした。
そして「しかしクウェートへ派兵され、そこからイラクにまわされた」「これは貧困の徴兵制というべきシステムだ。兵士はみな貧しい労働者。それが抑圧者に仕立て上げられる。こういうシステムをやめさせたいとIVAW(戦争に反対するイラク帰還兵の会)に入った」と話します。
「貧困と戦争」をやめさせる深いメッセージだったと思います。



24日は国際映像祭 京都会場です。

連日でしたが、SDCCはがんばってブースを出しました。

招待映像は大阪会場と同じです。

お楽しみの3分間公募映像では

「派遣切りの痛み 闘う勇気−ポロロッカミュージカルでつかんだ希望」
制作:「月桃の花」歌舞団−日本が印象にのこりました。

街頭での行動の「活動報告」的な映像がやや多い中で、演劇の主演にとりくんだ女性が、役に取組むなかでどう変わったのかがインタビューを交えてよく伝わる映像でした。


SDCCの映像「ジュゴンを折ってジュゴンを守ろう」も上映されました。

会場にはアジアプレス綿井健陽さんが講評のために参加しておられました。

SDCCの「ジュゴンを折って・・・」については「ミュージックビデオのように流れていた。
あとジュゴンが柴犬に出会う場面が面白かった。
でもその画像にキャプションをいれていたけど、別になくても映像だけで柴犬が戸惑う様子が十分わかるので、キャプションはなくてもよかったのでは」と講評していただきました。

プロに講評していただき大感激!!たしかに何かとキャプション入れて説明したくなるのですが、「まず映像自身で伝える」ことが大事なんだなと思います。

あと同じく講評者のMDSの佐藤さんからは「これを見ても私はジュゴン折り紙おれないですね・・・」という率直な言葉。

そうなんです!このビデオ見ても折れないんです。(笑)

最初に折り方も説明しようとつくり始めたのですが、動画で折り方の説明するのはとても大変で3分間映像ではとても無理なことに気づき断念しました。
一つひとつ折られたジュゴン折り紙を日本中に世界中に広げて、ジュゴンのすむ沖縄の平和で美しい海をとりかえしたい、というメッセージを感じていただければうれしいです。

折り方たはこちらを見てください。

2日間、有意義な映像祭でした。準備された実行委員のみなさま、ありがとうございます。

上映した動画です。楽しんでください!