2009年活動報告  

1月25日:生物多様性条約市民ネットワークの設立総会
場所:名古屋都市センター


1月25日(日)午後1時から金山駅の都市センター大会議室で生物多様性条約市民ネットワークの設立総会が開かれました。
参加者は104人で事業計画、会則など合意を追究する民主的な進め方で活発な論議が展開されました。

市民ネットワークの共同代表は東京から吉田正人さん(IUCN日本委員会、NACS−J)、愛知から高山進さん(伊勢三河湾流域ネットワーク)、運営委員は14人(準備委員会が1団体1人の枠で推薦、30人を限度に今後増やす)が選出され、午後3時40分に閉会しました。

活動の基本は以下の通りです。

<政策提言事業>
1,市民の提案をCBD/COP10本会議に、
2.市民版行動宣言をCBD/COP10本会議に、
3.準備会合などに参加し提案実現を図る。

<ネットワーク形成と普及啓発事業>
1.リーフレットなど啓発キットの作成と、ウェブサイトの開設・運営、
2.地球環境・市民活動関連のイベントへの出展・参加による啓発活動、啓発キット配布、地域ワークショップの開催で市民提案につなげる(毎月1回のペースで、東京・名古屋以外の6地域で各2回)、NGOミーティングの開催でNGO間のCOP10が名古屋10にむけた活動やその後の活動について検討し理解を深める(東京、名古屋で5月頃から4回)。

<海外NGO受け入れ・支援事業>
2010年10月予定の「プラネット・ダイバーシティ」(国民市民イベント)開催の準備を深める。

<事務局運営>
1.CBD市民ネットの活動全体の管理とコーディネイト、
2.各種の作業部会へのサポート   

などを決めました。

会費は市民ネットの活動期間(09年1月25日から11年3月31日)で、正会員(団体)1口2万円、サポーター会員(団体)1口1万円、サポーター会員(個人)5千円。正会員は議決権を持ち、サポーター会員は会議参加は可。

ジュゴン保護キャンペーンセンターも2月セミナーとスペインで配布したチラシを準備し、IUCN勧告「2010年国連国際生物多様青年におけるジュゴン保護の推進」を紹介し、2月セミナーや10月名古屋での海勢頭コンサートへの後援依頼をしました。ネットに参加した皆さんと具体的な運動をいっしょに担い、行動的な市民ネットにしていけたらよいと思っています。

また、活動期間を2011年3月までとしていることについて、議長国である日本政府の責任は次回の2012年COP11までなので、市民ネットワークを2012年まで存続することを提案しました。
NGOから提案したことを議長国日本政府に求めることは世界のNGOへの責任でもあるからです。
いずれの提案についても採用する方向の議論となりました。
ジュゴン保護キャンペーンセンターも市民ネットの一員としてIUCN勧告「2010年国連国際生物多様性年におけるジュゴン保護の推進」実現のために頑張っていきたいと思っています。