2008年活動報告  

12月13日:労働者派遣法の廃止を求めるシンポジウム
場所:エル大阪


 12月13日 大阪で開催された「労働者派遣法の廃止を求めるシンポジウム」にブース参加してきました。会場は200名以上で満員。
この問題への関心の高さがわかりました。

 主催者からは自動車各社が収益減を理由に、次々と派遣労働者を解雇していっているが、赤字でもなく収益が減少しただけで首を切るのは国際的にも異常であること。
ぼろ儲けを続けて来た大企業がためこんだ利益の一部を吐き出すだけで、派遣労働者を正社員として採用することは十分可能で、内需の拡大による景気回復にもつながること。
そして人をものあつかいし、簡単に首をきることが派遣労働法の目的で、廃止しかないことが説明されました。
講演は鎌田慧さん。
「派遣会社は要するにピンはね。それを戦後の労働法は禁じてきた。政府は1980年代に派遣労働法を制定してから20年かけて、対象業種を拡大し、ついになんでもありまでもってきた。これは労働運動の抵抗が弱かったせい。でも今日の集会のように若い当事者が立ち上がっているのを見るととても元気付けられる」と話しました。

 シンポジウムでは松下プラズマ争議の吉岡さんや、大阪府の教職補助員の人、試用期間中の解雇に対して提訴した若者などの当事者が発言しました。
 フロアからも「自分も派遣だったが工場移転で解雇された」「飲食や量販店への派遣労働者はほんとに職場で孤立していて、いなくなっても気づかれない・・・」など切実な訴えが続きました。
SDCCはブースで署名とコーヒー、グッズ販売をしました。
内容シビアなイベントでしたが、コーヒーとジュゴングッズですこしほっとしていただけたでしょうか。
署名にも多く協力していただきました。ありがとうございます。