2007年活動報告  

12月2日:真喜志好一さん講演会
場所:キャンパスプラザ京都


12月2日キャンパスプラザ京都で開催された、真喜志好一さん講演会「辺野古基地建設の真相を暴く」に行ってきました。
真喜志さんのブログはコチラです。
主催は大阪行動京都行動若い人たちが、中心になって会を作っていらっしゃいました。

辺野古に計画されている基地は、「普天間代替施設」と言われていますが、実は1966年に米軍が辺野古に基地を計画していて、代替施設ではなく新基地建設だということが明らかになってきています。
1966年から現在までの基地をめぐる問題点、パワーポイントでわかりやすく説明してくださいました。
東村・高江に建設予定のヘリパッドについてもお話がありました。
このヘリパッド建設により、スダジイ茂るブロッコリーの森が破壊されることになります。
ヘリパッドが出来ると、すごい騒音が発生し、連続した植生が分断・破壊され、動物たちの移動も阻害されます。

ところで、真喜志さんのお話でアセス方法書には書かれていない、歩行ルート計画の存在を知りました。
兵士がヤンバルクイナやノグチゲラの棲む森の中を歩き回って演習をするということです。
この森のとてつもない環境破壊と生活破壊の様子が、リアルに目に浮かびました。

それから、普天間飛行場について。
米国内の基地利用説明書(AICUZ)では滑走路の前後に、「利用禁止区域」「事故危険区域」が設定されていて、滑走路の端から4500m以内には、住宅、学校、病院、集会場などがあってはならないとされているそうです。

調べてみると、辺野古でもその範囲に住宅地がありましたコチラ
(ジュゴンネットワーク沖縄ブログ)。
普天間の場合は市街地にあるため、数多くの住宅、学校、病院がこの中に入っています。
普天間飛行場の安全不適格宣言(市長コメント)
こんな危険な場所で、何十年も毎日生活しなければならない方たちのことを思うと、この基地は今すぐ閉鎖しなければいけないという思いを強くしました。

また、9月17日に結審した米国でのジュゴン訴訟についてのお話がありました。
内容はコチラ この裁判の中で米国が辺野古の基地について、様々な要求を出していることが明らかになりましたが、日本政府はそれをアセスメント方法書に記載していません。

このほか、いろいろなお話とともに、今後の活動方針を提起されがんばろう!と元気な気持ちになりました。

講演会では、後ろにブースを出させていただき、大阪女学院ニライカナイのメンバーと一緒に、辺野古へのカンパ集めをしました。
SDCCの署名と高江の署名も集めさせていただきました。
講演会後の交流会にも参加させてもらって、真喜志さんや主催された方たちと楽しくおしゃべりしました。
真喜志さん・大阪行動・京都行動の皆さま、ありがとうございました。