2007年活動報告  

12月8日:ジュゴンバックヤードツアー
その2
場所:三重・鳥羽水族館


1時にツアー参加者が集合して、先ずレクチャーホールへ
浅野副館長さんからジュゴンのお話を聞きました。
浅野さんは鳥羽水族館で30年間、ジュゴン飼育に携わっていらっしゃいます。
最初に鳥羽水族館にやってきたのは、ジュンコ。

セレナもすごくかわいいのですが、それ以上にかわいかったそうです。

新聞の写真ではよくわかりませんが、どんな顔をしていたのかな。
鳥羽水族館では、ジュンイチは1979年以来、セレナは1987年以来長期飼育されていますが、ジュゴンはとっても飼育の難しい動物です。

数十日で死んでしまうことが多く、触っただけで死んでしまうと言われていたほどでした。
ジュゴンは海草しか食べません。

鳥羽水族館では、30年前ジュゴン飼育をはじめた当初、えさのアマモを職員の皆さんが鳥羽湾にもぐってとっていました。

冬には水温が6度ぐらいになり、もぐっていると体の感覚が失われ、海から上がり、暖房で温まってから体が痛くなってくる、という過酷さでした。
とってきたアマモは、みんなできれいにして海水で洗った後、真水で洗い流します。

そしてジュゴンが食べやすいように網につけていました。
何しろジュゴンは毎日体重の1割ほどのアマモを食べるのですから、大変な作業です。

職員がみんなで力を合わせてジュゴン飼育を成功させたんですね。

今ではアマモは韓国から輸入されています。